ショッピングモールへのネット出店を比較・検討してみる

ショッピングモール比較2

ショッピングモールは総じて検索順位が高く、集客面でいくらか効果があります(スタート期は特に)。
とはいえ、実際に出店してみないと実感としてわからないですし、初期費用が掛かったわりに予想したほど売上があがらなかったという話はよくあります。

掛かる費用が販売価格に乗ってきますし、月額出店料を払っていくことも負担になります。
どれくらいの費用が必要なのか調べてみました。

代表的なショッピングモールと比較・検討

ご存じのとおり、Amazon、楽天市場、Yahooショッピング、au PAY マーケットなどが代表的なところです。
費用面で言うと、Yahooショッピングが一番安価です。
条件によって上下しますので目安程度ですが、参考にどうぞ。

月額出店料の比較

Yahooショッピング(無料)、Amazon(4,900円)、楽天市場(19,500円~)、au PAY マーケット(5,280円)

売上に対して掛かる費用

Yahooショッピング(6.5%-)、Amazon(8-15%)、楽天市場(12%※)、au PAY マーケット(4.5-9%)

費用については、詳しくは上記リンク先の各公式サイトをご参照ください(取り扱い商品によって手数料率が変わります)。
※楽天市場は複雑。12%はシミュレータの計算値。

Yahooショッピングは、月額出店料が無料のため参入しやすい利点があります。
Yahooショッピングの2018年流通総額はAmazonの1/4程度だったので、モールの規模はまだまだ大きな差があります。


楽天市場のウェブサイトに、楽天市場目線での比較が掲載されていますので、ご参考にどうぞ。
(参考)楽天市場 - 他社ショッピングサイトとの違い

ショッピングモールのデメリット

一般的な商品を取り扱っている場合は、自社サイトのみで販売ということは多くありません。
反対に、一般的ではない商品を取り扱っている場合は、自社サイトのみということはよくあります。カラーミーショップに個性的なショップが多いのも、理にかなっているという感じです。

ショッピングモールは自社サイトと比べるとデザイン面で不自由です。楽天市場とYahooショッピングは追加プランである程度カスタマイズ可能になります。
Amazonのページデザインは変更できません。

また、一般的な商品を取り扱っている場合、ショッピングモールに出店すると、他店との価格競争に巻き込まれます。他店との価格を簡単に比較できて、一番安いところで購入することが普通ですから、この点が厳しいです。

費用が安いことが一番の動機になります

ショッピングモールには明確に価格競争があります。
それゆえに、掛かる費用に見合う売上があるかどうかの判断において、費用の安さは魅力的だと、私は思います。Yahooショッピングは参入しやすいと感じました。

集客面でショッピングモールにそこそこ期待が持てて、掛かる費用をペイする見込みも立てば(簡単ではないですが)、Amazonや楽天市場でも良いでしょう。すぐにでも参入すればいいと思います。

ショッピングモールにも自社サイトにも、それぞれ向き不向きはあります。一般的には、両方に幅広く展開できるとよりよいのだろうと思います。
この機会にご検討されてはいかがでしょうか。

執筆者

えいじ@naeco.jp この記事を書いた人

メーカー系情報システム部門出身の個人事業主。
自作するのが好きですぐに試したくなる、凝り性なWebエンジニア。
カラーミーショップ、モールなどのECについて記事にしています。

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