BASEでネットショップを開店する際の費用と機能について

BASEアイキャッチ

近年、手軽にネットショップを作ることができるサービスが注目を集めています。
それらのサービスは特に敷居の低さで、個人がネットショップを開店することをより身近なものに変えています。

その一番手、 BASE は簡単でシンプルな設定と機能性をうまく両立させて、数多くのユーザーを獲得してきましたが、実際のところどうなんでしょうか。

BASEの費用と機能について調べてきました(2018年7月現在)。

参考)BASE - ヘルプ

費用について

初期費用は無料。
BASEロゴ非表示に、月額500円。

ご注文の総合計(送料含む)に対して、サービス利用料と決済手数料(6.6%+40円)が掛かります。
決済方法は、BASEかんたん決済(エスクロー決済)のみで、決済手数料は必須です。

メリット

月額固定費が少ないので気軽に参入しやすく、ネットショップを始めたばかりの頃は維持しやすい。

デメリット

ふつうに売れるショップには、費用が掛かりすぎる。
集客が期待できるYahooショッピング(=ショッピングモール)が売上の約6%であることと比較すると高い印象を受ける。

機能について

あらかじめ用意されている拡張機能(Apps)をインストールして使います。
ほとんどが無料で提供されています。

BASEのApps

 

・主な機能拡張(Apps)

HTML編集…HTMLの知識があればデザインをいじれます
カテゴリ管理…3階層まで設定できます。商品登録後に、CSVで商品と紐づけできます
Blog…ブログ記事が作成できます

送料詳細設定…複数配送方法の設定(対象商品が選択できる)、送料無料設定あり。代引きなし
配送日指定
…配送日時と定休日の設定が可能です
数量制限…一度に購入する最大数制限

定期便…定期的に販売
デジタルコンテンツ…ダウンロード販売可能
年齢制限…18禁はもともと不可
シークレットEC…会員制も可能

CSV管理…CSVファイルで商品データをアップロードできます(ダウンロードは出来ない
独自ドメイン…自社サイトとして運営するなら必要か。サブドメインのみが割り当て可能
BASEロゴ非表示…自社サイトとして運営するなら非表示にした方が。有料

ネットショップで一般的な機能で、商品検索、レビュー、メールマガジン配信、クーポン発行、Google Analytics設定なども機能拡張で実装可能です。再入荷メールはありません
一般的なネットショップに必要な機能はおおよそ備わっています

 

・ページデザイン

無料テンプレート11個、有料テンプレート23個(価格は5,000円~10,800円)あります。
機能拡張(AppsのHTML編集)をすれば、テンプレートの細部を自分好みに調整することが可能です。
フリーページのような白紙ページはありませんが、ブログ記事は書けます。

 

・商品登録

商品の登録点数は無制限です。
入力項目少なく、登録自体は簡単に行えます。
商品一覧ページに全削除機能がありません(CSVで登録ミスすると消すのが大変)。

BASEの商品編集画面

 

商品名・商品説明の文字数制限はありません

種類(=オプション項目、カラー・サイズなど)は組み合わせ100通りまで。表形式にはできません。CSVでセット可能

商品画像は最大20枚まで(jgp・png・gif、4MBまで)。
ただし、CSVで画像ファイル名をセットする場合は5枚まで(手動でなければ20枚セットできません)。

商品説明にはHTMLタグは使えません。外部リンクは貼れるとのこと

 

・配送方法と送料設定

機能拡張すれば、複数の配送方法と対象商品の設定が可能です。
都道府県ごとに送料を変えられますが、離島・重量設定はありませんので、細かい設定は不可。
○○円以上で送料無料も可能です。
商品別に配送方法を指定できます(メール便が利用可能な商品など)。

CSVではセットできないため、商品数が多いと大変。
海外宛の送料設定はありません(現在改修中で、今後は対応するとのこと)。

 

・決済

BASEかんたん決済(エスクロー決済)で、クレジットカード、携帯キャリア決済、銀行振込、コンビニ決済、Pay-easy、後払いで決済可能。
代引きは不可(後払い決済で代替)。
英語・外貨対応Appはありますが、海外発行のクレジットカードで決済することが許可されておらず、いまのところ越境ECには対応していません

 

・外部サイトにカートボタンを貼る

「カートに入れる」機能だけを借りることができます。
別サイトのブログなどに「カートに入れる」ボタンを貼るときに便利かと思います。

 

・読み物形式のプロモーションがある

Blog Appで記事を書くと、キュレーションメディア「BASE Mag.」へ掲載してもらえます。

 

・販促管理のプッシュ通知

クーポンやセール告知などを送信可能です。
老舗ショッピングカートにはなかったりしますので、BASEはスマホとの親和性が高いサービスだと感じます。

BASEのメリットと、向いている人

メリット

入力項目が少なく、設定が簡単。初心者の方でもあっという間に開店にこぎつけられます。この点、魅力に感じる方はBASE向きです。
ネットショップに必要な機能もおおむね揃っています。プッシュ通知は他にはない機能です。

デメリット

ほかと比較して、掛かる費用がかならずしも安い訳ではありません。
集客の期待できるYahooショッピング(ショッピングモール)が約6%で、それよりも高いです。
そこそこ売り上げるショップならカラーミーショップ(固定費数千円+クレジット決済手数料4~5.5%)も超えてしまいます。

商品数が多い場合に、便利機能が不足しています(手動で作業が多いです)。
他のショッピングモールなどに出店する場合もCSVダウンロードができず不便です。

こんな人に向いています

おためし的にネットショップを始める人
PC作業が苦手だけど、ご自身で開店~運営まですべてをやりたい人
商品数が少なく、売上も多くないと見込んでいる人

小規模ショップ向けかなと思います。

おわりに

BASEはネットショップを始めるにあたって、PC作業に慣れていなくて、できるだけ簡単に始めたいという方に向いています。
最初は費用を掛けず、こじんまりと始めるという方に向いています。

不便な点は前述のとおり、CSVダウンロードがありません
また、CSVアップロード時にセットできない項目があります。その場合、手動で設定する必要があり、商品数が多い場合にかなり手間がかかります。
参考)【CSV管理App】CSV管理Appでは何ができますか?

執筆者

えーじ@naeco.jp この記事を書いた人

メーカー系情報システム部門出身で、第一種情報処理技術者
カラーミー歴10年目/カラーミーショップ公認パートナー。
好きが高じてブログを書いていますが、カラーミーの中の人ではありません。